自己紹介
私は「知識創造と実践知の循環」を核心に据えた教育・組織変革に関心があります。2017年にAI人材育成企業「株式会社キカガク」を創業し、技術教育を通じて多くの学習者と向き合う中で、専門性の深化と部門間連携の構造的課題に直面しました。この経験から、対話の質が組織の知的生産性と創造性を左右する本質的要因であることを確信するに至りました。
組織内では驚くほど多くの知識や発想が「死蔵」されています。これは単なる「コミュニケーション不足」ではなく、より本質的な「知識の循環障害」です。2024年に創業した株式会社和談では、認知構造、権力構造、システム構造という3つの要因に同時に介入し、組織内で知識が自由に循環する状態の実現を目指しています。
私の専門である人工知能技術は、この知の循環を促進するための重要な触媒となります。テクノロジーはあくまで人間同士の深い対話と知の循環を支援するものであり、置き換えるものではないという哲学に基づき、技術と人間の協働による新たな組織変革の世界を探求しています。
職歴
代表取締役社長
株式会社和談
「知の循環を拓き、自律的な価値創造を駆動する」をミッションに掲げる、組織知の流動化と構造的変革に挑む研究開発型ベンチャー企業です。従来の表面的な対話技術やコミュニケーション術にとどまらず、「認知・権力・システム」の 3 つの組織構造へ同時に介入し、AI技術や社会ネットワーク分析も活用して知と経験が自由に巡る環境をつくります。メンバーや経営層の本質的な想い・暗黙知に寄り添い、持続的な創発と自己変革が促進される組織づくりを支援しています。
代表取締役
株式会社RY Capital
「起業家と共に新時代の価値創造へ」をミッションに掲げる起業家によるエンジェル投資ファンドを運営しています。従来の短期的リターン追求型投資モデルとは異なり、起業家と投資家が真のパートナーとして長期的な視点で価値創造を目指す新しいベンチャー投資の形を実践しています。起業家の想いに寄り添い、事業の本質的価値を見極め、持続的な発展を支援しています。
アントレプレナーシップ推進大使
文部科学省
文部科学省の任命により、全55名の大使の1人として、全国の学校や教育機関で起業家精神の醸成と育成に取り組んでいます。
社外取締役
株式会社エイチーム
東証プライム上場企業にて社外取締役を2期務め、技術を強みとした経営、M&Aに関する意思決定に関与しました。
創業者・代表取締役
株式会社キカガク
AI 教育系ベンチャー企業として従業員100名超の企業へと現在成長しています。社長、CEO、会長を歴任し、2024年以降は顧問として経営をサポートしています。
非常勤講師
東京大学大学院 情報学環
情報系の大学院生向けにディープラーニングの基礎理論や実装に関する講義を 5 年間担当しました。